***RISING SUN ROCK FES 2006 report***
2005
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初参戦した去年は、RISING SUNには珍しく雨模様で、
ゆえに、朝日が拝めなかった。
今年はリベンジ!絶対朝日!

 818日 

昨年同様、実家から12時間かけて札幌到着。昨年同様、雨。「降らない」という伝説のRSRにあって、参加以来2年連続雨って…とか、ちょっと落ち込みつつ、時間まで漫画喫茶で時間つぶし。ハチクロ9巻読んで涙。はぐちゃん…。って、こんなことしてたら、ずーーーっと漫画を読んでそうだったので、頃合いを見計らって出発。残念ながら、まだ雨…。

大通駅そばにあるホテルに荷物を預けて、今日は軽装で会場に向かいます。シャトルバスが出ている麻生駅で、ちょっと前から連絡を取り合っていたネット友:ペコちゃんと待ち合わせ。は、はじめまして!笑顔がまぶしい!道中、RSRに参加することになった経緯や、好きなバンドの話なんかを。雨は…降ってない!道路が乾いてる!"EZOは晴れる"伝説健在!わーい!
会場到着。虹のゲートをくぐると、否が応でも興奮してくる。ステージを前に、広がるテントサイト。音楽と、アウトドアと、おいしいものと、そんなのを全部楽しむ、お祭りみたいなフェス:RSR。ハピネスがそこここから溢れてて、本当に幸せ。
ロクなTシャツを持ってきてなかったので、さっさと物販へ。緑色のACIDMANのTシャツがほしかったのだけれど、まんまと売ってなかったので、オフィシャルグッズ売り場に並ぶ。裏オフィTがほしかったのに完売。正規の(?)オフィTを購入して、TOPアクトに備えます!
そんなことをしているうちに、あ、あ、あ、雨。焦らない、焦らない。
TOPバッターは、久々にBAZRAを見ようと思ったんだけど、GREEN OASISに向かおうと歩いていると、RED STAR FIELDは既にアクトが始まっている模様。ママラグ。GREEN遠いし、ちょっと見て行こう♪と思い直す。ということで、今年のRSR、TOPはMAMALAID RAG!

MAMALAID RAG
初めて生で見るママレイドラグ。NANANINEとかART-SCHOOLとかMAMARAID RAGとか、この辺全部ごっちゃになってるんだけど、目の前にしたママラグは、爽やかで風のようだった。vo,の田中くんが、速水もこみちを文学青年にしたような美しい佇まいで、曲の爽やかさと相まって、気持ちよかった。ART-SCHOOL同様、メンバー脱退でいろいろあるだろうけど、私はこの頃活躍(っていうか期待?)してたバンドが好きなので、ちょっと聴いてみようかと思った。

くるり
MAMARAID RAGの途中に降り出した雨が、徐々に雨足を強める頃、くるり。去年は寝ながらきっしゃんの声を聴いてた。今年は愛情の深さが違います!
RIJFでは見れなかった、噂のマントを着用して登場!めがね×短パン×ネクタイの岸田は、もうそれだけで反則!
「Tonight is the Night」の♪天気予報は雨とか、「Ring Ring Ring!」の♪明日も雨降りりんりんりんとか、「東京」の♪雨に降られて彼らは風邪をひきましたとか、「ばらの花」の♪雨降りの朝で今日も会えないやとか、くるりの曲には「雨」がいっぱい出てきて、そりゃ雨降るわ!と思ったら笑えた。きっしゃんは、何度も「雨止んだ?」と聞いてきたけど、くるりを聴いてる間、相当の時間雨が降ってた。そして、そんなのは全然気にならなくって、むしろちょっと内向的なくるりの生み出す曲たちに、絶妙にマッチしている気すらした。
「雨、止んでない?ほんだら虹を呼びましょう。」淡々とそう言って始まったのは、もちろん「虹」。虹なんて出るわけないけど、入場する時にくぐってきたのはロマンチックな虹のゲートだったし、きっと明日は晴れるよなー、と思ったら、なんだか嬉しくなってきた。
きっしゃんは、まだ風邪が治らないみたいで、「喉大丈夫?」と聞かれて、「あかん。あかんけど頑張ってんねや。」って言ってた。オーディエンスの問いかけに「何て?」といちいち応えてくれるきっしゃん。RIJFのことについて書いた「岸田日記」も、とってもステキで、岸田愛絶賛増量中。「ありがとう、くるりでした。」と言うときの岸田が好きすぎる。
登場の時に着てたマントを裏返しにして着て、したらみんな柄が違ってて、そんなくるりもいとおしかった。

HY
沖縄から、遠路はるばるやってきたHY!
沖縄の10代のすごいバンド!みたいな言われ方をしてたあの頃から、随分と時は経って、もうすっかり人気バンドの仲間入り。なのに、あの頃のみずみずしさは全く失われていなくって、ピュアで、まっすぐで、人懐っこくて、私たち全員を空の向こうへ連れてってくれそうな懐の深さまで、全部が全部あの頃のまま。いや、更にスケール感を増してる。
「A.M11:00」や「ホワイトビーチ」は、もう本当に言うことがないくらい名曲で、ヒデの盛り上げやいーずのヴォーカル、TUNのラップが絶妙に絡み合って、超気持ちがいい。ヒデから指名されて、自らが創った曲「canvas」を紹介する悠平が、照れ屋でかわいらしくって、その歌詞がピュアなのもいいなぁ、と思った。
雨空の下で聴いた「Ocean」も素晴らしくって、君と僕とのストーリーなのに、海や空、星、風、そんなものを巻き込んで、世界がぶわっと広がる感覚に陥った。♪ほらごらんよ その花が美しく見えるのは めいっぱい せいいっぱい 自分の愛を受け また他の力を込めて♪一生懸命に、必死に生きるから、人は美しいのかもしれない。そして、それを分かち合って世界が広がるんだろうと。
最後に、絶対歌うだろうと思ってた「HY SUMMER」を歌ってくれた。雨は降ってたけど、この空は晴れてると思った。ヒデの笑顔が、太陽みたいにまぶしかった。

PE'Z
7188見ようと思ったけど、EARTH TENTが相当混んでたので、テント外からぼんやり見てた。腹ごしらえしてPE'Zを見た。
PE'Z最高!めっちゃ楽しかった!ヒイズミマサユ機見てるだけでも全然飽きない!hale no sola sita最高!踊りまくって、手を揺らしまくった!
2003年、わたしのフェス過渡期。RIJFに行って、KOIWAI ROCK FESに行って、ARABAKI ROCK FESに行って、SWEET LOVE SHOWERに行って、そのSLSで初めてPE'Zを見たんだった。レミオロメンもその時初めて見た。LOST IN TIMEはKOIWAIで初めて見て、SLSの時には好きになってた。清志郎がTOPバッターだった。そんなことを思い出して、もっともっと新しいフレッシュなバンドと出会いたいなー、と思った。
もとい、PE'Z。本当に楽しくて、ライブハウスのワンマンに行きたいのです!行きた過ぎです!

soul of どんと from EZO
ヒロトが出るだろうなー、と思ったスカパラをスルーしてソウルオブどんと。人がいっぱいだったので、後ろのほうでのんびり見てた。岸田が出てたのは確認できなかったけど、久々にお会いする宮沢和史とか民生は、やっぱり素晴らしいヴォーカリストなのだと知った2006年夏。そして、誰よりも素晴らしかったのはYO-KINGと一緒に出てきたようこさん!もちろんYO-KINGも素晴らしかったのだけれども、ようこさんのヴォーカルは頭から離れない。「どんとは素晴らしい曲もたくさん作ったけど、アホな曲もいっぱい作ってます!」愛に溢れるコメントと、その男意気が大好き!
最後は全員登場!北の大地の、ハッピーでピースフルなフェスにとっても似合っているステージだった!

ゆらゆら帝国を見たかったりもしたんだけど、EARTH TENTまで歩くエネルギーが残っていなかったので、荷物まとめて帰路へ。何気に終電だった。明日は晴れることを祈りつつ、就寝。

 819日 

目覚めたら、思ったほど疲れてなかった。大浴場に行って、のんびりお風呂に浸かってから出発。麻生駅に降り立ったところで、後ろからぽんぽんと叩かれる。またもやまるちゃんに発見されてしまった!まるちゃんには、shizucca探知機でもついてるのか?ダイエーでお水を買うらしいまるちゃんとはお別れ。今日もペコちゃんと待ち合わせして会場入り。今日は、なんとなく雨が降らない予感♪

今年は会場が広くなって、ゲートをくぐったSUN STAGEのそばには、お食事をする場所がありません。シートゾーンにシートを敷いて、お隣のGREEN OASIS近くにあるヘブンズレストランでごはん。ペコちゃんと一緒に、ジンギスカン丼食べました。目の前に座っていた方は、岩手県からバイクでいらっしゃったみたいで、旦那様との北海道旅行の締めくくりにRSRに来たそう。旦那様との出会いもバイクなんて、ステキ。ジンギスカン丼は、こっちで言う(?)牛丼みたいな感じに仕上がっていて、それでもやっぱりうまかった!雨が降る気配もないし、ごはんはうまいし、幸せだ!
時間が迫っていたので、名残惜しいけどレストランを後に。今日のTOPはアナログフィッシュ!
アナログフィッシュ
いつかのイベントで、「アナログフィッシュ微妙?」って思って、RIJFでは見なかった。帰ってきて、アルバム聴きなおしてみたら、これがまた名盤で、「これは見なくっちゃ!」熱が高まったアナログ。PM1:00のアーステントは空いてたけど、わたしの気持ちの昂ぶりは抑えられません!
ドラムの人が〔SECURITY〕のTシャツを着てきてて、「今日は皆さんを守ります」みたいなことを言ってた。「このあと、佐々木健太郎がボヘミアンで弾き語りやります。興味のある奇特な方は是非!」ドラムのめがねの感じ、好きだ。
ライブは、期待通りめちゃめちゃ楽しくて、「BGM?」やら「スピード」ではたまらなくなった。「town」という曲が好きで、ちょっとノスタルジーに浸ったりした。
佐々木ヴォーカルvs下岡ヴォーカル、どっちも好きで、もしライブを別々にやられたら、どっちか選べない自信がある!楽しかった!

真心ブラザーズ
ペコちゃんと一緒に真心。去年見事復活を果たした真心は、EARTH TENTをバンド編成で沸かしていたけれど、まんまとあんまり見えなかったので(←当たり前だ)、今年はREDだし、いや、ちょっと狭いけど、野外でおもいっきし見てやるぞ!と意気込んで行ったのに、す、すごい人!それでもやっとこさPAの裏のあたりに陣取って(←それにしても、全く見えないんだが)、YO-KINGの太い声を聴いた。
セットリストは、RIJFとほとんど一緒で、「どか〜ん」とか「エンドレスサマーヌード」とか「ディアサマーフレンド」とか、とにかく夏っぽい曲がいっぱいだった。さすが!夏バンド!
やっぱり今日もようこさんはステキだった。PA裏から、ちらっと桜井さんの変なオーバーオール姿が覗けた。亜土ちゃんかと思った。メンバー紹介のとき、スカパラ:沖さんの名前が!さすが!RED STAR FIELD!豪華コラボが実現してたわけですね!さすが!さすが!
幸せな空気に包まれました☆

ケツメイシ
何度もチャンスはあったのに、今日が初顔合わせ!KTM@ケツメイシです!REDから移動する道の途中にも、しゃがんで見てる人がいっぱい!もちろんSUN STAGE前も人がいっぱいで、最初のうちはシートゾーンでまったり見てた。みんながタオルをまわすプロペラが本当に鮮やかで、やっぱケツメはオーディエンスを持っていく力に長けてるなぁ、と思った。
ケツノポリス1・2・4を聴いて乗り込んだはずなのに、あんまり知ってる曲がなかったけど、途中で我慢できなくて前の方に行った。間もなく「さくら」!珠玉のキラーチューンです!結局「夏の想い出」はやらなくて、だけど、最後は「ビール〜」をやってくれた!跳ねた足、回した腕が心地よい疲れ。
RYOがおもしろい小ネタをたくさんたくさん放出してたんだけれど、どれも小ネタ過ぎて覚えてない。クウォリティ、ものすんごい高かったけど。

髭(HiGE
そのままペコちゃんと髭ちゃん。GREEN OASISはそれほど混んでなくて、するすると前の方へ。
感想を一言で:「髭最高ー!!」
♪ブラッディ・マリー ウォオウォオ♪「ブラッディ・マリー、気をつけろ」も、♪曖昧 曖昧はギルティ イエー♪「ギルティは罪な奴」も、♪ベートヴェン♪「髭は赤、ベートーベンは黒」も、♪まだまだそれがママの理論♪「ママ'S理論」も、ぜーーんぶ大好きで、踊れて騒げて楽しかった!
Vo.寿のキャラが、も、本当に立っていて、5曲目を終わったあたりで「ということで、1曲聴いてもらったわけだけれどもぉー」ってかますし、カヴァー曲を演ったあとに、「本人たちよりもうまくやっちまったよぉー」って嘯くし、楽しすぎてしょうがない!NANO MUGEN FESでアジカンのごっちに会ったことを、「売れてるヤツなんてよくわからないし、あまり近寄らないことにしてるんだけど、彼はなんていうか、とてもよかった」って日記に書いていて、ステキだなーと思った。売れてるヤツに近寄らないその感覚も好きだ。
実は何気に、ギターの斎藤君も大好きで、ちょっと油断するとガン見している自分に気付く。シャツにメガネ、おかっぱっぽいヘアースタイル、ちょっとオタクっぽい佇まい、ぴょんぴょん跳ねるジャンプ。どれもツボで、萌ぇてしまう。今日は暴れすぎてメガネを落としていたけれど、そんな我を忘れてしまう感じも好きだ。でもやっぱりメガネはかけていてほしい。
「ダーティな世界」も、もう本当に楽しくって、♪ダンス ダンス フーリガン♪で死ぬほど跳ねた。
最初の方で、誰かが大げさな付髭を付けてた気がしたんだけど、はっきりと確認できなくて悔しい( p_q)。それにしても楽しすぎた!

ACIDMAN
ペコちゃんと別れ、1人ACIDMANへ。途中、米米CLUBをちらっとだけ見た。ほんと、ちらっとだけ。
ACIDMANの素晴らしさは、言わずもがな。って言うか、EARTH TENTじゃちっちぇーっつーの!前の方でもみくちゃにされながら踊ってました。何度も靴ひもがほどけた( p_q)。
イチゴがMCで「米米出てましたね。俺が初めて買ったCDは観月ありさなんだけれども(会場、笑)、それも米米なんすよね。浪漫飛行聴けました。北海道来てよかったです!」って。浪漫飛行、聴きたかったってば!って、出番前に随分余裕だねー、イチゴ。
本当は夕焼けの下で聴きたかったACIDMAN。沈み行く太陽の下で「季節の灯」が聴けたりしたらば、本当に鳥肌が立って泣いてしまいそうだ。久々に「equal」が聴けた気がする。ちょっとアレンジ変わってた気がしたけど、周りのオイオイ!コールのせいでそう聴こえただけかも?
途中でタオルも失くして、どろどろのまま終了。北の大地でACIDMANを聴けたことに感謝!

ACIDMAN終わりで、「会いましょう」と言っていたけんちさんとご対面。ACIDMANを2列目で見ていたらしく、わたし以上にどろどろ?と思ったけど、そうでもなかった。SUN STAGE前にテントを張っているみたいで、「いーな、いーな」を連発した。けんちさんは、ちょっと前にお誕生日を迎えたみたいだったので、お祝いということでビールをご馳走。おめでとうございまーす☆ぐびぐび飲んでしまって、「もう1杯?」ってことになって、今度はおごってもらってしまった!意味なーい!
お友達が、仕事終わりで飛行機でRSRに来ることを急遽思いついたらしい。超ステキ!「今日は仕事も早く終わったし、ちょっとライジングサンにでも行ってみようかしらー」っつって、ブインと飛行機で北海道入り。そのまま朝までフェスなんてね☆ステキすぎるよ!初恋にも似たこの想いをけんちさんに託して、けんちさんとはお別れ。べんじーを見る予定のけんちさんをすっかりお引止めしました!

ザ・クロマニヨンズ
クロマニヨンズまでの時間、ヨシイロビンソンを見ようかどうしようか?悩んだけど、いつもフェスでお世話になっている、まるちゃん・りゅーたくんと連絡を取って、集合することにしていたので、そちらへ急ぐ!GREEN OASISの方のフードゾーンへ。まるちゃんから指示された場所に行くと、まるちゃん・りゅーたくん・みやくんと言った、フェスではおなじみの3人が!イエーイ!知ってる人に会うと安心するー☆6人がけのその席には、あと2人、知らない人が座っていたんだけど、みやくんたちがまんまとナンパ済みだったので、6人で盛り上がった!真心狙いのちかまっちと、フェスに来ているギャル狙い(?)のイケメン大学生!みやくんのフェスノート(not DEATH NOTE)にコメントを寄せてもらい、打ち上げで再会することを固く誓う。
ごはんやらビールやらを注文したところのマスター(?)がまたステキな人で、ビールを一気に飲んでテンションが上がってしまい、むやみやたらにボケるわたしにいちいち突っ込んでくれた。ナイス突っ込み!何回「死んでしまえばいいのに!」って言われたことだろう?にひひ。食べ物もめちゃくちゃうまくって、みんなが薦めてくれた北海丼(?羊肉の唐揚がごはんの上に乗ってる)が超!おいしかった!ビールもひっきりなしに飲んで、初対面の大学生とちかまっちに不躾な質問を炸裂させた。あー!楽しい!もう、このまま一生しゃべったり飲んだりしてたいなー、と思ったけど、時は近づいていたようです。

つい先日、活動休止を発表したばかりのTHE HIGH-LOWS。あっという間に、ヒロト&マーシーのバンド結成です!と言うことで、得体の知れないザ・クロマニヨンズを見るために、6人で民族大移動!マスター!また来るからね〜。嗚呼、名残惜しい。
SUN STAGEは結構混んでいて、PA横ぐらいまでしか進めなかった。他のみんなとははぐれてしまったけれど、まるちゃんと一緒に鑑賞。どんな曲をやるのか、全然知らなかったけれど、自己紹介みたいな曲もあって、やっぱりヒロトはかっこいい!と思った。いくつになっても、少年みたいな歌を歌ってくれて、かっこ悪くても、ダサくても、バカみたいでも、やっぱりそれがかっこいいんだ!と思わせてくれる。まぶしいよ、ヒロト。「僕たちは、ザ・クロマニヨンズです!」。その無邪気さが、その力強さが、その純粋さが、まぶしいよ。
ヒロトが生み出す曲たちは、やっぱり楽しかった。
途中、まるちゃんが「ほらほら」って合図をしてくれた。どうやらACIDMANオオキがクロマニヨンズを見てたらしく、帰っていくところですれ違ったらしい。まるちゃんは人を見つける天才だと思う。

KODAMA & THE DUB STATION BAND
sleepy.abという北海道産のバンドを見るというまるちゃんと別れて、こだまさんを見にREDへ。なんと、りゅーたくんもこだまさん鑑賞に参戦してくれるというので、待ち合わせしてREDへ向かう。
DUBっていうジャンルは、全くよくわからないのだけれども、こだまさんは貪欲にいろんなジャンルのアーティストとコラボレーションしてるから、一度ちゃんと見たいなー、と思って。
気持ちよかったなー。ともすると、眠ってしまいそうな時間帯。お酒も結構入ってるし。ゆらゆら揺れて気持ちよかった。

こだまさんが終わったところで、かねてから襲撃予告をしていたまるちゃんのテントにパジャマでお邪魔。まるちゃんのテントサイトは、ボヘミアンガーデン前のフォレストテントサイトで、まるちゃんご一行は、なんとテントの骨を忘れてきたらしい!どんなへなちょこテントができてるのか楽しみ楽しみ♪
りゅーたくんのお友達とちらっとお会いして、その後遠路はるばるフォレストテントサイトへ。住所を通達されたんだけど、そんなのわからなくってちょっと迷った。迷ったがしかし!サイトの中で、ひときわふにゃっとしてるテントを発見!こんこん。こんばんは!レディキャロにただならぬ意欲を抱いているまるちゃんの妹さんもいた!お邪魔しまーす!屋根が低い。ぷくく。骨無しテントを何で支えてたかと言うと…。傘でした。開いた傘にテントをかぶせるように設営してた!グッアイディア!テントの中で、電子音を聴きながら、しばしまったりおしゃべり。酸素も薄くなってきたところで(←コラ)、りゅーたくんとわたしは退散。ボヘミアンガーデンを表敬訪問して、ちょっとぶらぶらしつつ、りゅーたくんともお別れ。2時間ほど仮眠を取る予定です。

ULTRA BRAiN
もこもこトレーナーを着込んで仮眠。仮眠してたので、ほとんど聴いておらず。今年も北海道はそんなに寒くなかった。

BACK DROP BOMB
のそのそと起き出して、BDB。何気にこういう音楽にも抵抗がありません。男の子が多かったなー。途中、楽器の調子が悪かったのか、ちょっと演奏止めたりもしてたけど、やっぱりBDBかっこいいなー、と思った。初めて見たのは、2001年のRIJF。初見ながら、結構楽しめた思い出。やっぱ白川かっこいい。MCとか全く挟まず、最後まで音だけで押し切ったBDB。眠気も冷めるステージだった。

DOPING PANDA
BDB→ドーパンまでの間、ちょっと時間があったので、帰ってきたSPECIAL SESSIONで百々でも見ようかなーと思って、スープカレーを買ってREDに戻ったら、RED STAR FIELDは全てのアクトが終わっていた。7つあるステージの中で、1番好きなRED STAR FIELD。今年もいろんなセッションや、いろんなバンドを見ることができたなぁ。名残惜しかったので、干し草ロールによっかかってスープカレーを食べた。去年食べたスープカレーより、格段にうまかった。やっぱ去年のカレーはハズレだったのだな。

そうこうしているうちにドーパン。去年ユアソンの裏だったので諦めたドーパン。RIJFで死ぬほど盛り上がってたドーパン。EARTH TENTの大トリです!スターの上から目線ぶりは、北の大地:北海道に来ても健在だった。「僕たちと一緒に朝日を迎えることを選んだ皆さん!もう逃げられません!朝日昇ったー!」TENTだから全く見えなくて、って言うか、まだ朝日昇ってないし!とか思いつつ、「Hi-Fi」とか「YA YA」とかで、死ぬほど盛り上がった。
ラストはKEMURIで踊って締める!と決めていたので、ドーパンには途中でサヨナラ。

KEMURI
いよいよ今年もやってきた。泣いても笑ってもラストアクト。P・M・A!positive mental attitude!KEMURIです!
ドーパンからSUN STAGEに向かう道中、既にKEMURIが始まっていて、しかもたくさんのお客さんがKEMURIとその先の朝日に胸を昂ぶらせて踊っているのを見て、胸がじーんとした。
伊藤ふみおさんの短パンが眩しい!KEMURIは、positive mental attitudeの言葉通り、いつだって前向きに、ただひたすら前向きに音楽を楽しませてくれる。到着してから最後まで、ただただ踊ってたような気がする。
昨年同様、雨に悩まされるかと思ったRSR2006。初日こそ、強い雨に打たれることもあったけど、2日目、わたしをずぶ濡れにしたのは汗だけだった。もうすぐ、朝日が昇る。P.M.1:00にアナログフィッシュを見て、いや、昨日(おととい?)ママレイドラグを見てから、今日朝日が昇るまで、ずーっとずーーっと音楽に囲まれて過ごせたこと、心の底からありがたく感じる。その締めくくりがKEMURI。なんというハピネスだろう!
そのまんまじゃん!な「PMA」もやって、ポジティブなKEMURIのステージは終了。去年同様、アンコールはないかなー、と思ってたら、WESSの山本さんの話の途中から、とてつもないアンコール!なんと!KEMURI再登場です!山本さんも、メンバーに連れられてステージへ。RSR2006、本当に本当にラストの曲は、「Ato-Ichinen」!!ライジングサン2006が終わってしまう今日から、あと1年!来年も、この地で再会しよう!そんな誓いにも、祈りにも似た想いで、胸がいっぱいになった。
ステージが終わると、スタンディングーゾーン前方で大きな輪ができていて、みんなで中央に走りよってハイタッチしてた。KEMURIだから成せる業!すごい!すごかった!ありがとう!KEMURI!ありがとう!RSR!また来年、会えることを楽しみに!

シートゾーンに戻って、しばらくぼーーっとしていると、SUNRIZE AREAに見事な朝日が昇っていた。去年、見れなかった朝日。1年の時を経て、やっとここで見ることができた朝日。胸がつかえそうなくらいまばゆい朝日を眺めながら、明けない夜はないことを知る。これは、わたしにとって新しい夜明けだ。音楽に囲まれて、西に沈んで東から昇った太陽に包まれて過ごしたシフクノトキ。いつだってpositiveに朝日を迎えられるように、あと1年!精一杯歩いていこう。

総括

去年、フィッシュマンズを見て、ストレンジラブサイケデリコを見て、電グル×SDPを見て、本当に本当に楽しかったRSR。「エゾは晴れます!」伝説にも関わらず、去年は残念ながら朝日が見れなかった!去年の悔しさを晴らすべく、雪辱戦!と思って挑んだRSR2006。天気予報は雨だったけれど、もはやそんなことじゃ全然驚かない。だって「エゾは晴れます!」から!
そうは言っても、雨模様だった札幌から会場へ向かうバスの中で見た道路がすっかり乾いてたのには感動した。
今年もステキな出会いがいっぱいありました。2日目にして衝撃告白をしてくれたペコちゃん。あたたの笑顔は、ペコちゃんそのもので、周りの人をどんなにか幸せにしていることでしょう。わざわざちゃんと連絡をくれたけんちさん。初めて会ったのに、初めて会ったんじゃないみたいにしゃべれたのは、きっとけんちさんの人柄によるものです!ありがとう!今度は、まぢでおごりますから!奇妙なテンションのわたしたち(ってか、わたしだけ?)に同席して、一緒に盛り上がってくれたちかまっち、やみくろ!あの瞬間、いつも以上にメーターを振り切ることができたのは、絶対!間違いなく!あなたたちのお陰です!ありがとう!フェスマスター:みやくん&りゅーたくん。あんたたちいたら、なんもこわくねーよ!各地を駆けずり回ってるこの夏。まったく、頼もしすぎます!そして、そして、いつもお世話になっているまるちゃん。いろんな人と出会わせてくれて、ありがとう!きっとまるちゃんがいなかったら、わたしは何にもできなかったと思う。この場を借りて。「出会えてよかった、ありがとう。」
RISING SUN ROCK FESTIVALは、去年も書いたのだけれども、もう本当にお祭り!みたいな感じが大好き!RIJFやFRF(行ったことないけど)みたいな過酷さはないし、セッションの多さも魅力だし、ヘビーなロックラバーズだけじゃなくて、「ちょっと覗いてみようかしらー」なんていう気軽なノリで参加してる人も、ものすんごい楽しめる感じが最高!のんびりしてるし、食べ物はおいしいし、どこに行っても楽しめるし。
本当はもっと、今まで見たことないバンドなんかを見てみたかったんだよなー。北海道が生んだ怒髪天とか、エゴラッピン、ギターウルフ、ズボンズ、THC!。Taiji オールスターズでまったりごはん、なんて楽しそうだったんだけど。また、来年来るから。そしたらまた、雄大な北の大地で、ステキな音楽を響かせてね。そんなあなたたちに、また元気で会えますように☆彡祈るように、穏やかに、でも着実に日々を積み重ねながら、あと1年過ごしていくから。
KEMURIが終わって数分後、去年拝めなかった朝日が東の空にきらめいていて、胸がじーんとした。あたしは、これを見たかったんだ。去年、せっちゃんが歌った「歩いて帰ろう」を思い出す。♪頼みもしないのに、同じような朝がくる♪朝がまた来た。落ち込んでても、バカみたいに笑っていられても、朝はまた来る。これは、何度目の太陽だろう?あたしは、覚えてゆけるんだろうか?いや、きっと忘れられない。音楽とともに迎えたあの太陽を。ありがとう。

番外編

会場を後にしたら、札幌食紀行の始まり始まり!去年に引き続き、スープカレーを食べて、スイーツで別腹を満たしてから帰郷する予定。
最初、大通のはずれ
「ouchi」さんにお邪魔しようと思ったのだけれど、2時過ぎだというのに、おしゃれな若者たちで満席。候補はいくつかあったので、割と近い場所にある「soup curry&cafe SPARK」さんを訪問。雰囲気のあるカフェって感じ?富良野産ラベンダーポークのスープカレーを、辛さレベル3でオーダー!ドキドキワクワク。お待たせしましたー。ふむふむ。卵入り。スープのお味やいかに?スパイシーだけど、ラベンダーの風味も効いていて、ポークがとろりとしておいしい!辛さはまだ上にいけたけど、味を堪能するにはちょうどよい辛さ!おいしい。スープカレーだけあって、最後までカレーを飲み干した。おいしかった☆
おなかもいっぱいになったところで、スイーツを食べるため、お目当てのカフェがある円山公園駅まで。途中、早実×駒苫の試合を三越前のパブリックビューイングで観戦しつつ、はやる気持ちとともに電車でGO!駅に着いてから、相当歩き回って探しましたよ!住宅の中にひっそりと佇む
「カフェ森彦」さん!古民家をそのままカフェにしたような、本当にステキなカフェですよ。何時間でもいれますよ。もう既にほとんどの種類のケーキが売切れてしまっていて、食べたかったガトーショコラは今日はないみたい。グレープフルーツのシフォンケーキと水出しアイスコーヒーを注文。お皿もグラスもかわいくてうっとり。ケーキは繊細なお味で、クリームもまたおいし。コーヒーは、何時間もかけて抽出されたみたいで、ちょっと苦かったりもしたけど、香りと風味が味わい深かった。ここが家の近くだったら、毎日みたいに通ったのに!と思いながら、だらだらと本を読んでいると、あっという間に帰らなければならない時間。時間が止まったみたいに感じる、ホントにステキなカフェでした。
帰りの飛行機が遅れに遅れて、東京に着いたのは、なんと日曜日の23:40頃。明日、11連休明けで働かなければならないことを考えると、軽く吐きそうになった。ちゃんちゃん。

55 STREET / 0574 W.S.R / STRAWBERRY7 / アレコレネット / モノショップ / ミツケルドット