ROCK IN JAPAN FES .2006 Report
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6年連続、6回目の参戦。ROCK IN JAPAN FESTIVAL。自分でタイムテーブルを組んでみたところ、案外暇なフェスになりそう??と予測。世代交代著しいロック界。今年はどんな新しい出会いがあるのかな?

84日(金)《1日目》

前日のELVIS LIVESで結構疲れたため、「荷造りは当日の朝早起きしてやろう!」と決意して、前日はさっさと就寝。4時に目覚ましをかけていたのに、目が覚めたのは、な、な、なんと!5時5分!最寄り駅を5:40に出発する電車に乗らないと、たきことの待ち合わせに間に合わない!着替えやらおめかし道具やらをバッグに詰め込み、髪の毛だけ整えて、ダッシュで家を出る。電車の中でお化粧。なんとかたきことの待ち合わせ時間に間に合った!
コンビニでお買い物をしてバスに乗り込みます。バスの中で、去年のフェスの映像なんかが流れてるもんだから、寝たりとか予習したりとか、できやしない。ウトウトしたり、話したりしてたら、大きな観覧車は、もうすぐそこ!
梅雨明けが伸びに伸びて、7月末まで雨が続いたけど、今日は晴天!やっぱり夏は「暑い」に限る!やっぱりフェスは「熱い」に限る!
ロッカーに荷物を預けて、シートを敷いてスタンバイ。その途中、年末のカウントダウンの出演者ラインナップの中に
100Sの名前を見て、たきこと2人テンションめちゃめちゃアガった!!まさか今年会えるとは思ってなかった!!ゔ、ゔ、ゔ、ゔ、ゔれじぃ〜。・゜゜・(lll>_<、lllll)・゜゜・。
そんな訳で、今年のフェスはステキなものになる予感♪TOPバッターはウルフルズです☆

ウルフルズ
恒例の渋谷さんの朝礼でフェスの幕開け。この、非日常の空間も、きっとわたしたちの日常だと言う渋谷さん。3日間、この空間で自分を祝福してあげること、目の前で演奏してくれるバンドに敬意を表すことを高らかに誓った。
そんな渋谷さんに、「今最もノリにノッてるヴォーカリスト!」だの、「今日、この人の歌を聴ける君たちは幸せものだ!」だの、べた褒めにべた褒めされた、魂のヴォーカリスト:トータス松本率いるウルフルズの登場です!
3人のあとに登場したトータスがまとっていたのは、おしり部分がハート型にくり抜かれたハート柄つなぎスーツ!夏だし、フェスだし、TOPバッターだし!っていうテンションが伝わってきた。
夏のキラーチューン=SUN SUN SUN '95でスタート!3日間にわたって繰り広げられるこのフェスのスタートとしても、最高の曲!「ガッツだぜ!」を早々に演ってしまって、しかも、セットリストはほとんど毎年同じだし、今年は大好きな「暴れだす」をやらなかったけれど、細かいことは抜きにして、これからの3日間が楽しく、熱く、素晴らしいものになるということを象徴するような、TOPバッターとして、最高のアクトだった!     

DJ OZMA
甘いものが食べたかったので、ハングリーフィールド〜茶屋ビレッジをなめまわすように見て、去年食べ損ねたシェイブアイス@ココナッツ味を食べる。うまくて感動。その足で、Salyuちゃん見に行こうと思ったのに、ちょうどグラスステージで始まってたDJ OZMAに激しく心を奪われた。
とき、ちょうど「アゲ♂アゲ♂EVERY☆騎士」を演っているころで、ちょっとスロープになっているテントサイトから見た会場は圧巻!の一言に尽きた!3万人くらいの人がいたんだろうか?皆が皆、肩を揃えて左右に揺れる姿に、ちょっと感動すら覚えた。
氣志團をはじめて見たあの日のことを思い出した。今はなき、新宿リキッドルーム。いまだその名を全国に知らしめていなかったキワものバンドは、その卓越したおしゃべりと場の雰囲気をつかんでさらう圧倒的なエネルギーで、私のハートをわしづかみにして話さなかった。よくわからないまま、ワンナイトカーニバルで踊りまくったあの日のことを。
翔やん(と言い切ってみた。)は、あの日と同じように、たくさんの人の心を捉えて離さなかったに違いない。氣志團とは、翔やんとは、こういうバンドであり、こういう人だなぁ、と改めて実感した。いつもわたしたちにドキドキやワクワクをくれる。観客が多ければ多いほど、きっとこの人たちはおもしろいはずだ!
「KREVAに会わせません!」とか「DJ OZMAに会えるのは今年だけ!」とか、全員で下ろしたパンツとか、そんなのが面白くて、何気に最後まで見そうになったけど、plane見たいので移動。レイクでB-DASH見たら、激混みだった。「ちょ」やった。

plane
今年新たに追加された4つめのステージ「WING TENT」を表敬訪問。直前にTSUTAYAで借りたアルバムが本当によくて、超!期待していったplaneのアクト。ここで盟友:たきことしばしお別れ。
WING TENTは、その名の通りテントで、お日様を浴びない空間なのがもったいなかった!しかも、テント内のキャパが限られてしまうので、人がたくさんあふれ出してて見づらかった。
で、初plane。CDの方がいい気がちょっとだけしたけど、でもやっぱり、その瑞々しさはいいな、と思った。太陽の下で聴いてみたかったなぁ。

THE BACK HORN
あっという間にplaneが終わってしまって、ここからしばし暇だったので、今日お会いする約束をしていたネッ友:むつさんにご連絡。念願の初対面です!
175Rの高音Vo.を聴きながら、むつさんにお電話すると「今かき氷に並んでます」とのこと。しばし待つ。175Rを聴きながら。待ち合わせ場所で待っていると、むつさんからメール。やっとのことでご対面!「はじめましてー」。ドキドキどきどきDokiDoki☆
地べたに座って、今日見たバンドの感想やら、明日あさって見る予定のバンド、普段どんな音楽を聴いてるのか?なんて話を。むつさんは、人に薦められたバンドのCDを少なくとも3枚は聴く、って言っていて、すぐによしあしのジャッジメントをしてしまうわたしは激しく感心した。しかも、いろんなバンド(向井シュウトクから安全地帯まで)を幅広く聴いているみたいで、そのお話と心意気は非常に参考になった。
「無人島に持っていく5枚」とか、わたしの好きなジャンル(?)の話も楽しくできて、「これを聴け!」アルバム/バンドの情報を交換することを誓い合う。レイクステージからバクホンの音が漏れてきたところで、「行かなくていいの?」を気を遣ってもらって、むつさんとはお別れ。実は、むつさんとは映画の話とかお笑いの話もしたいなぁー、と思っていたので、また会って話せたらいいなと目論見中。むつさん、楽しい時間をありがとう!関西弁もツボでした☆
ところ変わってレイクステージ。熱いのだけれど、わたしは全然むさくるしく感じない。そんなバンド。バクホンの感想はいつも曖昧なのだけれど、楽しいのだよ、ホント。なまったMCも好印象なのだよ。

bonobos
本日初SOUND OF FORESTは、初bonobos。P.A前でまるちゃんとべいびーの捕獲に成功♪そのステージングも、曲も、人柄の雰囲気まで、全てが全て、ハッピーでピースフルだった。この時間の、音楽の森にとっても似合ってた。
まるちゃん&べいびーと一緒に、宮くん&りゅーたくんが設営したベースキャンプテントにお邪魔。まんまと宮くん&りゅーたくんと出会えて、しばしおしゃべりんぐ。このグループの中で、わたしはあんまり好きバンドがかぶるお友達がいないんだけど、10-FEET好きの子に会えたりしてテンション上がってしまった。
お隣に基地を作っている女子3人組に話しかけて、しばらくバンド談義に花が咲く。この子達のテンションが、もう本当にハイパー!スーパー!スペシャル!高くって、まじおもろかった!昨日のELVIS LIVESにも行ったみたいで、アシドマの(ってかサトマの?)話とか、バカみたいな話をしばらくしていたら、オフィサイトの撮影隊が「ちょっと話し聞かせてくださーい。」ってやってきた。ハイテンションズの薦め通り、ホルモンのポーズ(?なのか?)をカメラ前で披露。詳細は、オフィサイトでストリーミング配信されます!とのことですが、いつ?どんな形で?なのかは全く不明。

DJブース:ハヤシヒロユキ
久しぶりにたきこと再会して、DJブースへハヤシを見に行く。待ち合わせしている間に、S.O.Fから雄志くん@MCUマツリルカの声が聴こえてきて、マツリルカ好きの2人は軽くテンション上昇。ソロのゆうしくんも見てみたい気がした。だって、夏と言えばキックの「イツナロウバ」なんですもの。
変わって、ハヤシDJ。と言いつつ、みなとやでごはん食べながら「風になりたい」とか「シーソーゲーム」とか聴いた。生まれ変わったらハヤシになってみたい。あのテンションとあの暴挙は、どうやったら生まれるのか?
みなとやで食べた天丼が激しくうまかった。

RADWIMPS
再びたきことお別れ。shizucca→RADWIMPS、たきこ→YO-KINGへ。
RADWIMPS会場では、もう1人のネッ友:emiちゃんを会う約束をしてました☆ラッド、激しく楽しみだったんだけど、みんな楽しみにしてたのか?ウィングテントから人が溢れかえってた。「ほ、ほんとに何も見えないんです…」と連絡をくれたemiちゃんと、何も見えない後方の芝生で待ち合わせ。「はじめましてー」。ドキドキどきどきDokiDoki☆
10-FEET好きという共通点があるわたしたち。今後の10-FEETの予定や、昨日のELVIS LIVESの感想とか、そんな音楽話を。emiちゃんは、10-FEET好きの割には(?どういう意味だ?)、とっても穏やかで優しい子だった。にこっとした笑顔がステキング。貪欲にライブに行っている姿勢は、本当に憧れで、わたしも負けられない!と決意を新たにした。
ラッドの曲もチラチラ聴きつつ、emiちゃんとお話できたのは、貴重な時間だった!emiちゃんは、マキシマムザホルモンを見るというので、ラッドが終わる前にお別れ( p_q)エ-ン。アンコールを聴いて、やっぱりRADWIMPSはちゃんとライブに行って聴こう!と決心した。

くるり
三度たきこと再会。ちらっとYO-KINGのアンコールを見た。マエさん、アナログフィッシュの右側の人かと見紛えた。
てくてく歩いてグラスヘ移動。この時間になると、風が気持ちいい。ゲートをくぐると、、間もなくたきこから「東京!」という声が。全然聴き取れなかった…。
シートゾーンで見るというたきこと別れ、前のほうまで歩を進める。めがねの岸田を見るのは久しぶりな気がして、ちょっとにやけてしまった。ネクタイ&短パンも反則。
新アルバムからの曲がたくさん聴けると嬉しかったんだけど、そんなことはなくて、だけどやっぱり「ロックンロール」や「ばらの花」、「ワンダーフォーゲル」はいつ聴いたって等しく心に響いてくる名曲。特に、ワンダーフォーゲルの♪矢のように月日は過ぎて 僕が息絶えたとき 渡り鳥のように何食わぬ顔で 生き続けるのかい♪というところが大好きで、時の流れとか、人は生まれたら必ず死んでしまうことの無常観とか、それでも同じように時が流れることの当然とか、それでも人を愛し、音楽を愛することに、きっと意味はあるんだろうなぁ、っていう想いとか、そんなのがぐしゃっとなって襲ってくる。この曲がみんなのアンセムになる意味が、よくわかる。
風邪をひいてしまったというきっしゃん。悔しそうに、でもめいっぱいの力で歌ったラストソングは「街」。♪こぉ〜のぉ〜♪という入りも、非常に苦しそうだったけれども、まさかフェスで「街」が聴けるとは思わなかった。嬉しかった。焦れるようにギターを叩きつけて去っていったきっしゃん。真面目な、音楽バカのくるりは、やっぱりいとおしかった。
アンコールなしで花火。暑かった1日と、新しい出会いに感謝!

DJブースでちょっとだけDJを聴いて、ツアーバスへ。今回は手配が遅れたので、ホテルが成田です(ノ_δ。)。2時間かかるそうです。2時間あったら、東京帰れます。
前日のライブ+今日のフェスで疲れた(ほんと疲れたー☆)体を休めつつ、バスに揺られてホテルまで。これが、ロッキンポツアー史上空前の豪華キレイホテルで感動!はるばる成田まで来た甲斐があったってもんですぜ!しかも、たきことお部屋が分かれない始末。お部屋で余韻に浸れる特典付き!嬉しい。
とは言っても、1:30には就寝。明日は7時起き→8時出発!
 

85日(土)《2日目》

ぐっすり寝たので、前日&前々日の疲れもすっかり取れて、快適な目覚め♪同じホテルに泊まってることが判明したまるちゃんをピックアップしようと思ったのに、すっかり遅れてしまって、まるちゃんを乗せたバスは先に出てしまった様子。今日もまた、たきこと2人、一路会場を目指します!
3日間中、多分1番楽しみであろう2日目。今日はACIDMANも10-FEETもいますからね☆
昨日の夜→今日の朝、何も食べてなかったので、お好み焼きを購入して食事。朝から飲むビールはうまい!たきこも飲めたらいいのにな。

フジファブリック
レイクステージに入ると、既に人がぱちんぱちんに溢れてた。座るところがなかったので、P.A後ろの、全くアーティストが見えないところでまったりと。お好み焼き、おいしかったー☆
セットリストは、8割エルビスと一緒、2割入れ替えたって感じだったかなー。志村くん、声がよく裏返る。わざと?とにかく、改めてフジ人気のすごさを見せ付けられた。朝イチからこんなに集客できるなんて、人気と実力がないとできないだろうから。

BENNIE K
太陽の下でBENNIE K。カウントダウンで初めて見たとき、2人のパフォーマンスの素晴らしさとかわいさに「ズキュン」とやられたわたし。夏のフェスで見れて嬉しい♪
実は何気にHIP HOP文化にガードがゆるいわたし。その昔は「ラップインジャパンフェス」と揶揄されたこともあるくらい、HIP HOPグループの出演が多かったけど、最近はそうでもなくて、寂しい思いをしてたのです。
そこに、ベニK。やっぱり2人ともかわいい♪1曲目の「ユートピア」からテンション上がりっぱなし!楽しい!「ディスコせんぱ〜い!」では、な、な、な、な、なんと!アルファ登場!ってか、最初気付かなかったけど、「このDJどっかで見たことあるぞ?」と思ったら、アルファじゃん!!!ワダにツボイじゃん!ってか、ずっとツボイに釘付けだったんだけど、すげ雰囲気変わっててびっくりした。
2003年のKOIWAIロックフェスで、アルファに初めて対面。キックとコラボっている、この人たちがアルファかぁ、と感慨深くなった。客が1列くらいしか入ってなくて、それでもテンション振り切ってるWADAが印象的だった。こんなとこで再び会えるなんて!
って、アルファの話ばっかしてないで、本題。ベニーちゃんは、爽やかさもグループもおふざけもある、ステキなユニットだ!て言うか、2人ともマジかわええ(# v(ェ)v)o
12時に後ろに戻る約束をたきことしていたので、「sky」を聴いて、泣く泣く退散。このあと、「Dreamland」をやるかもしれないと思うと、なんとも離れがたいのだが、やむなし(実際には、ドリームランドやらなかったぽ。それはそれで(o* x(エ)x)o ・・ショボーン)。

真心ブラザーズ
さて、何のために12時にたきこと待ち合わせしたかと言うと、真心を見るためです。真心がひたちなかに、そして、グラスステージに降臨です!
行ったら既に「拝啓!ジョンレノン!」をやっていて、たきこが軽くちびっていた。2人のお目当て:うつみようこさんがコーラスをしていて、うきょーっ!ってなった!言い直します!ようこさん、グラスステージに降臨です!
そのようこさんが、思う存分力を発揮する「新しい夜明け」をさっさとやってしまったけど、この日の真心は、ベストライブ?っていうくらい濃い選曲でありがたかった!
「オレ(様)が作った曲だーー!1分半で終わるぜ!」どか〜ん!会場がさらわれた!1分半でだ。「こういう曲1曲あるといいよね〜」自信満々の、でもひねたMCが心地いいったらありゃしない。
「実は真心ブラザーズは夏がよく似合うバンドなんです!」「夏の友達たちへ!」そう言って始まったのは、「Dear,Summer friend」!新生真心もステキ!と思わせてくれた曲。♪君とキスしたら 楽勝で世界は 笑うほど変わった♪そんなふうに、無邪気に前向きに、力強く言えるYO-KINGって、本当にまぶしい。その圧倒的なエネルギーの何万分の1でいいから分けてほしい。そして、少しでもYO-KINGに追いつきたい。♪なくならない夏はないかな♪きっと、YO-KINGにならあるよ。ヨキンの夏は終わらないよ。そう信じるに足るエネルギーを持ってる人だ。
「ENDLESS SUMMER NUDE」でも終わらない夏を歌い、「空に舞い上がれ」で、ここにいるみんなの思いを昇華させた真心ブラザーズ。ずーっと踊って、ずーーっと跳ねてた。本当にBESTみたいなライブだった。
最後はYO-KINGが「名曲」と言ってはばからない「RELAX〜OPEN〜ENJOY」で締め。まったく、YO-KINGが名曲って言うから、名曲に聞こえてきたじゃありませんか!いやー、楽しかった!

ACIDMAN
なんか食べたんだけど、何食べたんだか忘れた。とうとうお楽しみACIDMANです!フェス友とはいえ、あんまり音楽の趣味の合わないたきことの、数少ない「趣味の合うバンド」。そんなの、100S(最強!)とPENPALS(最強だった!)とACIDMANくらいしかありません。
前々日も一緒に見てました、ACIDMAN。オオキノブオ29歳のお誕生日おめでとう!ACIDMAN。サトマのテンションと、一悟のMCとファッションも気になるACIDMAN!熱い時間の登場です。
最近、登場のS.Eで流れるのは、あのギターの優しい調べ。ぶっちゃけ、相当鳥肌モノです!
もう、いろんなところで言われつくされてるかもしれないけど、ACIDMANのいいところは「動」と「静」のコントラストだと思うわけで。1曲目の「world symphony」の♪ひとひらの答え かなたに星影♪のところとか、「波、白く」の♪白波のように♪の前とか、宇宙に吸い込まれたような神秘的な、気持ちいい導入があったかと思うと、一転、力強く上げていくあの感じは、やっぱり他のバンドでは体験しようがない。
「今年で4回目のRIJF」というオオキ。わたしがACIDMANに初めて出会ったのは、まさにこの2003年のRIJF。ぼーっと歩いていた時に聴こえた「造花は笑う」で、一気にテンションが上がって、駆け出してしまった。それほどの衝撃だった。いきなりグラスを任されたACIDMANは、臆することなく高らかにロックを鳴らしてた。あれから4年。全く色あせることなく、いまだ全幅の信頼をおけるバンドでい続けるACIDMAN。
わたしはACIDMANの曲の中で、「リピート」とか「季節の灯」みたいなヴァイブスの曲が最も好きで、最近のライブでは必ず「季節の灯」が聴けるから嬉しい。繰り返される生命や生まれ出づることの神秘、なくなっていくことの必然、それでも優しく生きていくことの美しさ。そんなことのいろいろが、この音と言葉の中に詰め込まれていて、イントロを聴くだけで、いつも鳥肌が立つ。
「季節の灯」は、「世界の始め」と「君の終わり」と「繰り返し昇る太陽」を内包した、本当に本当にセンシティブな曲。生まれてきたことに意味が伝わるような、死に行くことを許容できるような、日々に感謝できるような、そんな感覚に襲われる。太陽の下で聴く「季節の灯」も格別だった。
昨日聴けなかった「アイソトープ」が聴けて嬉しい♪新曲も、全くもって楽しみな感じだった。
深い愛をACIDMANとたきこに。

(HIGE)
やっつんを見ていくというたきこと別れ、髭ちゃんへ。正気の沙汰とは思えない髭ちゃん。WING TENT、本当に見づらいんだけど、髭ちゃんのテンションに触れることができてよかったー。
新曲をプレゼントしてもらって、「ママ's理論」も聴けたし、「ギルティーは罪な奴」も聴けた。
欲を言えば、もっと大きなステージで縦横無尽に動かせてあげたかった。もっと無茶させたかった。

BOOM boom satellites
見るものなかったのでブンブン。意外と人が入ってて、相当盛り上がってるように見えた。ウトウトしながらずーっと見てた。

overground acoustic undergound
たきこと合流。トシロウのバンド、今年は各地のフェスに登場するオーバーグラウンドアコースティックアンダーグラウンドを見る。
これが、その名の通り、アコースティックなゆるーい感じの音楽で、フロントマンはヴァイオリン(?)とか弾き出すし、トシロウも終始笑顔だし、MCもとぼけた感じでよかったし、まったりと丁寧に時間を過ごすことができた。たきこが「いい!いい!CD買う!」って言ってたので、便乗させてもらおう。
途中、ステージ横から10-FEETタクマが出てきて、芝に座って見てた。出番が次とわかってるのだろうか?しばらくしてタクマは戻っていったけれど、代わりにACIDMAN:オオキとイチゴが出てきた。あっという間にファンに囲まれてしまったけれど、どうしても見たかったみたいで、なかなか芝生を離れなかった。さすがに、O.A.Uに悪いと思ったのか、しばらくして戻っていったけど、わたしたちがユアソンに行こうと思って出口に向かうと、出口付近に設営されたパイプに登って、2人であぐらかきながらO.A.Uを見てた。びっくりした!たきこと2人、「どんだけ見たいんだよ?!」とおもしろがって、レイクを離れた。

your song is good
ユアソン。行ったら既に後半戦で、ちらっとしか見れなかったんだけど、「Good bye」がやっぱり楽しかった。33歳にもなって、まだバイトを辞められないメンバーがいる話、ワム!のCDをレンタルしたが、期限内に返せず延滞している話をハイテンションで繰り広げてました。
そして、事件。この、音楽の森にビークル降臨です!お面してた。くそー。ちょびっと見て移動。

10-feet
暇な時間の多いこのフェスで、唯一「何を見ようか?」悩んだ時間帯がここ。スピッツと10-FEETがかぶった時間。2004年の当フェスで「スターゲイザー」と「空も飛べるはず」を聴いた感動(RIJF2004随一の感動シーン!)を再び味わってもみたかったんだけど、10-FEETがどこかで音を鳴らしてるのに、それを見ないという選択ができなかった。
というわけで、おとといも見た10-FEET。今日はたきこと一緒に後方で観戦です。夕焼けにほんのり染まるレイクステージに10-FEET登場!
「VIBES BY VIBES」でスタート!♪帰り道の風景♪で跳ねまくって、♪余裕綽々♪で踊りまくった。「nil?」も「River」も新曲も、全てが全て盛り上がれて、跳ねて、踊れてはしゃげる曲だったのだけれど、何度も聴いてる「ライオン」で泣いてしまった。
♪笑って生きることに疲れて 人は孤独な生き物だって 優しさと弱さの間で叫んだ♪という歌詞を聴いて、こみ上げてきてしまった。周りに合わせようと思ってちょっと無理をしたり、頑張っても頑張っても何も残らなくて虚しかったり、そんな日々でも「ええやん」と言われてるみたいだった。10-FEETはいつだって、弱くて、寂しくて、孤独で、みっともなくて、上手に生きられないわたしたちを掬ってくれる。「死ぬなよ!」と言う、「長生きせーよ」と言うタクマは、強い人だなぁと思う。「何のために生きているんだろう?」その意味が、いつか実感できる日が来ますように。
あの時間、みんなで見上げた夕陽を忘れることができない。翼のゲートの向こうに輝く夕陽。刻まれる時間の中で、今この瞬間は、好きなバンドとたくさんの同士に囲まれて、ステキな音楽を聴ける幸せ。再びみんなで起こしたウェーブも心に焼き付いてる。
最後は「4REST」でお別れ。うまく逃げて、現実逃避して、だましだまし生きていこう。
たきこと一緒に見れた10-FEETは貴重な時間だった。エルレの細美がフロアで見てたみたいで、演奏終了後、ファンにもみくちゃにされてた。楽しかったでしょー?にひひ。細美、ビーバーみたいだった。

Cocco
その足で、Coccoに移動。去年のSINGER SONGERに続き、今年はCoccoとしてひたちなかに降り立ったこっこちゃん。なんにせよ、笑顔で歌っているこっこちゃんに会えるのは、安心というか幸せなことだなぁ。
人がすごかったので、シートゾーン後方で鑑賞。事前にまるちゃんから「GRAPEVINEのギターの人、サポートで入ってるでしょ?」と言われていたので、西川さんがグラスステージのトリを飾る光景というのも1つの楽しみでした☆
わたしは「Rainning」という曲が大好きで、聴けたら嬉しいなーと思ってたんだけど、ばっちり聴けて、ちょっと興奮した。
こっこちゃんは、あのまったりとした沖縄弁で話す。「この珊瑚のブレスレットは、6年前に根岸からもらったもので、もしまた人前で歌うことがあったら、その時に着けようと思ってて、だから今日着けてきました。珊瑚も嬉しがっています」というMCでちょっと泣けて、「今ツアーをやっていて、半分くらい終わってしまって、今こうしてひたちなかのステージに立っているけれど、だから、8月は1日1日がいとおしいです。毎日、そうやって丁寧に生きていきたいです」というMCで泣けてきた。
わたしは一生懸命生きられてるだろうか?毎日を愛しいと思って生きられてるだろうか?あぁ、今日もいい一日だったと、明日も楽しみだと、そんなふうに思って生きられてるだろうか?
いつかこっこちゃんに対峙したときに、胸を張っていられる自分であるように。無理をせず、丁寧に糸を紡ぐように日々を過ごせるように。そんなことを願い、そうあろうと誓った。
こっこちゃんがこうして、人前で笑顔で歌えていることと、その横で西川さんがギターを弾いているという事実に深く感謝しながら。

念願のカレーを食べて、そのままDJブースへ!今年のひたちなかではじめて中村一義の声を聞いた!小沢健二「強い気持ち強い愛」→中村一義「キャノンボール」の流れは最高!保坂さん!わたしが認める2大天才=オザケン&中村一義と知ってのご乱行?♪美しい空 響きあう空 誰も見たことない日々を ぎゅーっと胸に刻みたい♪♪そこで愛が待つゆえに 僕は行く 僕は死ぬように生きていたくはない♪美しい2つの旋律。生で聴いて、ぎゅーっと胸に刻みたい!
ペンパの曲が流れるまでねばろうと思ったけど、かかる気配がなかったので、メガラバ聴いて帰路へ。帰る途中で「JOINT」かかってるの聴こえた。
お部屋で「やりすぎコージー」見て、板尾さんの話にめちゃめちゃ笑って、2時に就寝。
 

86日(日)《3日目》

今日は、まんまとまるちゃんと合流して、一緒にホテルを出ました。フラカン好きのたきこと、同じくフラカン狂のまるちゃん。CDを譲ってもらう話なんかをまとめられたらいいのにな。眠い目をこすりこすり、バスに揺られて会場へ。
荷物を預けるため、まるちゃんとはしばしお別れ。物販を見に行って、珍しく普通のTシャツを作ってきたGRAPEVINEのロゴTを購入。すぐにお着替え。だって、今日はバインが鳳!晴れの舞台です!

フラワーカンパニーズ
そそくさと移動して、S.O.F後方に陣取っていたら、前方にスタンバイしてたまるちゃん&べいびーから「こっちにおいで」とお呼びがかかる。まるちゃんのお友達も何人かいて、結構な大所帯でフラカンを楽しむご様子。
DJマエさんは、毎年のようにお呼ばれしてるのに、フラカンとしては初出場らしい。素肌にオーバーオールのマエさんがまぶしい。
たきこから事前にCDを借りてたのに、まったく予習してなかったので、ほとんどの曲を知らなかったんだけど、お客さんのノリと圭介のノリが最高によくって、なんだか羨ましくなった。♪オレほんと、バカの最高♪聴けたし、名曲だと言う噂の「深夜高速」も聴けたし、盛り上がり必至の♪よさほいも聴けたので、よかった。みんながフラカン好きな意味が、ちょっとわかった。

曽我部恵一BAND
キャプストまでの間、暇子さんだったので、曽我部さんを見る。ダブルオーテレサ(元か。)の2人と絡みまくってて、キモかっこよかった。曽我部さんのあのテンションはなんなんだろう?いつ、どこで見てもメーター振り切ってる感じがするんだけど。
最後は、テレフォンラブ→青春狂走曲→サマーソルジャーと怒涛のラインナップ!ステージの皆が楽しそうで、こっちまでヤラレてしまった!4人が4人、同じシルエットなのが笑えた。

キャプテンストライダム
「風船ガム」「マウンテンアゴーゴー」「キミトベ」。あんまり見えなかったけど、楽しかった。WING TENTでやるバンドはどれも、あんまり見えない。。。ステージ、3つでいいのにな。

DOPING PANDA
去年、最もサウンドオブフォレストに客を入れたバンド:ドーパンの登場です!
とにかく!客がよかった!みんな思い思いに、歌って、跳ねて、踊ってた!ドーパンが楽しいのは、イベントで1度だけ見たことがあったので、わかってたつもりだけど、その感覚以上に楽しかった!

POLYSICS
今日の密かなお楽しみ、ポリ。トイス!
長袖のつなぎで登場したハヤシ、登場して間もなく袖のマジックテープをばりっと外して半袖に!きゃー。やると思った!「ポリシックス、ラスト11曲!」ポリのアクトスタートです!
1曲目は、シーラカンスイズアンドロイド!一気にテンション上がったー!ラスト10曲で、早くもカジャカジャグー!をやってしまったけれど、カヨちゃんの「メールばっかりしやがって!」も聴けたし、ベイビーバイアスで拍手もいっぱいできたし、ハヤシの興奮ぶりも最高だったし、超!楽しかった!ありがトイス!

The ピーズ
興奮冷めやらぬままピーズ。たきこが好きなピーズ。まったり座って見てた。リーゼントに革ジャン、みたいなスタイルじゃなくて、ちょっと残念。知ってたら絶対楽しい自信があるのに。そう言い続けて結構な時間が経ってしまった。でも、毎回思う。今回も思った。楽しそうだった。

ohana
祝!バタ犬復活!も喜ばしい、永積タカシ率いる(?)ohanaです!ハナレグミとして、フィッシュマンズとして、いつもハピネスを運んできてくれる永積さんに加え、原田郁子ちゃん、オオヤユウスケが登場するこの時間。頬の筋肉が緩むこと間違いなし!
到着したら既にアクトが始まっていて、たきこと2人、まったりと座って観賞した。3人とも、社交界のような格好でステージに立ってた。MCも作りこまれた感じで、イッツショウタイム!って感じがおもしろかった。バックにスカパラをたくさん引き連れていたのに感動!欣ちゃんもいた!
どうやらわたしたちが見てない間に港カヲルが登場していた模様?豪華すぎる!

the arrows
タワレコで視聴してよかったので、とは言っても、まだちゃんと聴いたことはないのだが、このフェスで見ておくことに。
目の前の人が、むちゃくちゃダンス踊ってたのに刺激されて、ちょっとテンション上がった。ヴォーカルの人が白いシャツを着てて、それは似合う人しかやっちゃダメ(似合う人→バイン:田中、ペンパ:林)!とか思いつつも、曲がよかったので楽しかった。
アロウズ終わりで、アナログ見てたたきこの元へ。遠くから聴こえる「スピード」がグルーヴィだった。

DJブース:グレートマエカワ
たきこ、本日のお楽しみ。マエさんのDJです!
DJブースに到着すると、RYUKYUDISKOが押してたみたいなので、ごはん。今年初の、みなとやハム焼きです!並んでいる間、たきこにメロンジュースを買ってきてもらい、変わりにたきこの分のハム焼きも購入♪たきこは全部食べれないみたいなんで、わたしが残りを食べてあげるね☆と優しい言葉。ってか、食べたいだけなんだけど。にゃは。
ベンチに座ってハム焼きをむさぼっているところを、べいびーに発見される。べいびーもマエさんを待ってるみたいだ!DJブースに向かうと、まだRYUKYUDISKO中!前に行ってるというまるちゃんを引き戻して合流。みんながみんな、マエさんのDJを待ってるのがおかしい♪
たきことトイレに行って、まだマエさん登場してないので、再び物販を見に行くことに。驚いたことに、フラカンのブースに列ができてる!と思ったら、ご本人たちが手売りしてました☆小西さん&竹安さんが物販にいるよ!というメールをべいびーに送りつけ、DJブースに戻ります。
マエさん、登場してましたねー。ミシェルをかけたみたいで、「今年のひたちなかで初めてチバの声を聴いた!!」とテンション上がってるたきこに出会った。間もなく、ソウルフラワーの奥野さんも登場して、1月にまるちゃんたちと行ったDJイベントよろしく、懐メロ紅白歌合戦みたいになってた。「夏の扉」とか?「少女A」とか?
うっかりバインの時間が迫っていたので、途中で移動。だって、バイン鳳なんですもの。

GRAPEvine
レイクステージに到着。いつも大物の向こうをはるバンド:GRAPEVINEです!2003年、民生のあとにグラスステージのトリを飾ったことはあるけれど、このフェスの3日間のラストを飾るのは初めてなバンド:GRAPEVINEです!陽が落ちかけた時間帯のレイクステージ、す、す、空いてる。。。しょうがない、裏は永ちゃんですもの!なんて言い訳は通用せず。アンチ永ちゃんの皆さん!早くレイクステージに集まらないと、稀代の鬱ロックが聴けませんよ!
そうこうしているうちにバイン兄さん登場。昨日、グラスのトリを飾った西川さんもいますよ!田中は白いシャツが天才的に似合っていて、ちょっとくらっときた。いつものことなんだが。
今日は珍しくたきこと一緒に観戦。たきこが好きだという「放浪フリーク」やってくれるといいな。
1曲目は、最近よく聴く「いけすかない」。いきなりのグルーヴィな曲で、ちょっとトリップにでかけた。そして、「discord」。もう十分。テンションも上がったし、気持ちよくもさせてもらったし、田中と一緒に心でシャウトした!discord、かっこよすぎて、昇天した。ねっとりとまとわりつくヴォーカルと、そのグルーヴ感を、もうわたしは体の一部みたいに思ってるから。
そうやって気持ちいがってたら、次の曲はなんと!「放浪フリーク」!渋谷さん、そしてたきこ大絶賛のこの曲です!何気にわたしも大好きな曲!♪それさえあれば何もいらない 君さえいればあとは同じで♪という歌詞で始まるこの曲は、過ぎ去ってしまった日々や、その日々の中での諦念や、それでも大事な何かにたどり着いた安心が、ねっとりと、でも軽やかに歌われていて、本当に風になってしまいそうな心地よさも感じたりして、本当に優秀な曲だと思う。いつ聴いても、穏やかな気持ちでいられないというか、感情を乱されてしまう歌。でも、爽やかな聴後感が残る歌。田中のヴォーカリゼーションはすごい!
そして演奏されたのは、「想うということ」。あのアルバムで、この曲はすごく意味がある曲だと思っていて、「Here」と名付けられたアルバムの中で、そのタイトルの意味をよく表している歌なんじゃないかと。近しい人への愛しさ。自分が立っている場所への想い。自分の中で、何かがこみ上げてくる。そんな曲。
新曲を挟んで、アウトロが本当にかっこいい「KINGDOME COME」。アニキ!と叫ばれる西川さんが見事!「Reverb」「その未来」で更にテンション上がった!リバーブは、導入部分で一気につかまれて、なのに途中でものすんごくグルーヴィで気持ちよくなる。イントロ聴いただけで、テンションめっちゃ上がる曲!「その未来」も、ずーーっと拳を挙げていられるのに、ひたすら気持ちいい曲。どっちも大好き!
というか!今日のバインの選曲はちょっとヤバくて、どの曲もどの曲もすごくよかった!「寝かせようと思った」と言ってのけた2003年は、うっかり本当にたきこが寝てしまいそうで、きっとバインに興味がない人はしんどいだろうなぁ、というラインナップだったのに、今日は誰一人逃さない敵無しのラインナップだったんじゃないだろうか?
「ある意味、日本のロックの頂点である矢沢を見んと、こっちに来てくれたひねくれ者」のわたしたちに、純粋に感謝をしてくれて、来年はサウンドオブフォレスト1発目!とか自虐してたけど、やっぱりレイクがバインには似合ってて、そんなことの全てと、この3日間の想い出が胸に去来して、嬉しいやら悲しいやら。
でも、トリ!ってことは、アンコールありです!再び登場したバインが奏でるのは、「Everyman,Everywhere」。この曲も相当好きな曲で、♪いつか叶うようにと どのツラ下げて言うのだろう その大事な想いも やがて忘れてしまうんだそうだ♪そう歌うこの曲は、うまくいかないことや、諦めなければならないこと、そんなことのどうしようもなさが思い起こされて、切なかったり、妙にすっきりしたりして、やっぱりいつも「いいなぁ」と思ってしまう曲。
も、ほんとに初めから最後まで気持ちよくさしてもらいました!バイン、やっぱ最愛バンドです!
Getting betterのタオルを大事に大事に持って帰った田中。ステージが4つに増えた過去最大のフェスの3日間を、まんまと「やられた!」感を残して去っていった。いや、まじ選曲がよかった!

バイン終わりで、たきことお夜食を購入。タルト&キッシュ。「グラスに走れー!」との田中の指令どおり、永ちゃん見にグラスへ。着くやいなや、宙に舞うタオルの数にびっくり!「早く行こう!」というたきこの声も虚しく、まもなく花火。
タオルが舞う光景を見れただけでもすっかり満足して、最後のお楽しみDJブースへ。今日は林の声を聴くぞ!と思ってたら、聴こえるのはなんと!バイン!「風待ち」じゃありませんか?そーだよなー。さっきGetting betterのタオル持ってたもんなー、田中。きっと話してたんだろうなー。
なんて、感慨深くなってる場合じゃありません!前方に乗り込んで、バインを堪能。みんなが踊ってくれて嬉しかった。「キックのイツナロウバやらないかなー」と思ってたら、まんまと「アンバランス」をやってくれて、続けて「ラヴィ」までかけてくれた!超!嬉しい☆どっかで「さよならcolor」を聴いたんだけど、いつだっけ?多分ここで聴いたはず。祝!バタ犬復活!
絶対やるだろうと思ってたミスチルイノセントワールドもやってくれたし、日曜日よりの使者も聴けたし、楽しかったぁ!最後の最後は、ファニーバニーエルレver.。「考えた」って言ってた、片平さん。お疲れ様でした☆
 


 総括

わたしのフェス人生も6年目を迎え、ステージは4つに増えたけど、これ見なきゃヤバイ!っていうバンドがあまりなくて、新しい音楽との出会いにもそんなに期待していなかった今年のフェス。だったら「新しい出会いを自分で演出しよう!」と思い、会ったことのないネッ友さん数名に「現地で会いません?」と声をかけて挑んだロックインジャパンフェス2006。
「あんまり期待してなかった」とは言え、たくさんの出会いと音楽に救われ、楽しませてもらった3日間だった!
初日、むつさんやemiちゃんとまんまと会うことができて、しかも初めて会ったんじゃないみたいにお話しすることができて嬉しかった!このフェスで手に入れた、確かな財産だと思ってる。出会ってくれて、ありがとう。君に会えてよかった。
相変わらず仲良くしてくれた、まるちゃん・べいびー・りゅーたくん、その仲間の皆さん!いつもいつも楽しい時間をありがとう!あなたたちと飲んでる時が、きっとどのアクトを見ているときよりもテンション高いshizuccaです!本当にありがとう!
アキレス腱を切ってしまって、今年一緒にACIDMANを見れなかったぴぐちゃん。来年は、一緒にACIDMAN見よう!
そして最後に、毎年一緒にフェスをたのしんでくれるたきこ。今年もいっぱい気を遣わせたり、見たいバンドを合わせて見てもらったりしたなぁ。それでもやっぱり、このフェスはたきことのものだと思うから、来年も一緒に来ましょ。

今年のベストアクトは?と聞かれると、実はちょっと困ってしまうんだけれども、この際思い切って、胸を張って「バイン!」と言ってしまおう!永ちゃんの向こうをはったレイクステージの大トリは、きっとバインでよかったはずだ!

フェスが終わって、まるちゃんからこんなメッセージが送られてきた。
「shizuccaちゃんといると、楽しいフェスがもっと楽しくなります」
そらで言えるくらい、何度も何度も読み返した。ひとりぼっちでどうしよう?と不安になっていた去年、わたしを救ってくれたのはまるちゃんだった。寂しくなってしまいそうなフェスを、楽しく塗り替えてくれたのはまるちゃんだった。もしか、このメールが本物で、もしか、誰かを楽しくさせることができてるんだとしたら、こんなに嬉しくて、光栄で、意味のあることはない気がしてる。こちらこそ、ありがとう。今年も楽しかったよ!

たきこからはこんなメール。
「3日間、一緒に食べて飲んで歌って笑ってくれてありがとう。今年も全部が全部楽しかったス。」
3日間の間、何度も怒られたし、バインにそんなに興味ないのに、一緒にバインを見てもらって恐縮してた。「全部が全部楽しかった」そう言ってもらえたことは、このフェスのかけがえのない宝物みたいだ。3日間、ほとんどのバンドを一緒に見ることができて、同じ曲で感動したり、新しい出会いに胸を躍らせることができたこと、本当に感謝してます☆ありがとう!
年末の100Sまで、"騙し騙し"やっていこう!絶対大丈夫だ!

今年も夢の祝祭空間が幕を閉じた。夢と書いたけど、あれは確かに現実で、あの日常の中にわたしたちは息づいている。今日も降り注ぐ太陽が、そよぐ風が、どこかで奏でられているあのメロディーが、わたしたちを祝福してくれている。だから生きる。強く、逞しく、時には悲しみや悔しさに打ちひしがれながら、それでもわたしたちは生きていく。そんなことの意味を知った3日間だったように思う。

 

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